無事にとは完全に言えませんが・・・・まぁ、無事に安倍元総理の国葬儀が終わりましたので、ちょっと心境を吐露してみます。
いつも無駄に長いので、今回は少し短くしておきます。
国葬までの期間については、賛成意見・反対意見含めて自分が「まとも」だと思える意見を拾い読みしつつ、色んなことを考えていましたが、ご家族葬を終えているとは言え、国葬儀もご葬儀であるので意見については書かないようにしていました。
先ず率直にですが、今回の国葬儀については、個人的意見としては八割賛成の気持ちです。
安倍元総理の功績は国葬儀に値する。
そのことは保守・ナショナリズム系の思想持ちにとっては(完全にではないにしろ)当然のことなのですが、決定プロセスがいささか強引過ぎたことと、安倍元総理の遺志を受け継いでいない方が総責任者であったこと、最後に、死の政治利用(これは賛成派反対派両方に言えます)。
この三点について納得がいっておりませんでした。
ただ、二つ目については極めて個人的な理由ですので、私はこれは国と言う大きな枠組みで考えた時に、まったく理由にならないものですので、あくまでも正直な心境を吐露しただけでのくだらない個人的な意見です。無視していただいて問題ありません。
また、一つ目の決定プロセスについては、もう少し慎重かつ根回しをしっかりして事を運ぶべきでしたね。
法的根拠をもっと明確にし、国葬儀を何故行うかについても自信があるようには見えませんでした。
毅然と「こう!」だともっと強く発言して欲しかった。
国家観がなく、支持率重視の政治家だと説明はあのようになります。
本当に良い例ですよ。
ただ、御皇族方々のご出席や最高裁判所長官のご出席されておられましたね。
このことで、個人的には非常に納得と安心を得ることができました。
政府・内閣の対応については納得できませんでしたが、法律的に、又は日本国として問題のない国事であることが確認できましたよ。
これはとても良かった。
三点目の死の政治利用については・・・。
これは賛成派・反対派のどちらにも言えます。賛成派も反対派も、対立意見をディスり過ぎですし、弔問外交はあくまで付属的なものだと考えているので、そこを強調するのもちょっとどうかと思いました。
さて、問題はメディアです。
両論併記などとのたまいつつ、明らかに反対を煽っていましたね。あれは非常に腹立たしいです。
国葬儀の最中も、終わった後も言いたい放題・・・。極めて極めて極めて控えめに言って「虫唾が走ります。」
さて、話を戻しまして、私が国葬儀について八割賛成だった理由をお話します。
その理由は次のようなものです。
ここで明言しておきます。
反対だった二割については上記で書いた通り。複雑な心境ですよ。
そして、賛成だった8割については下記のとおりです。
まず、安倍元総理の功績の話を除いたとしても、現職の国会議員にして元総理大臣(しかも戦後最長内閣)が、民主主義の根幹、選挙の期間中に極めて身勝手な理由で暗殺(と言う単語をあえて用います)されてしまった。しかも、国内・公衆の面前でです。
こんなことは国の恥以外の何物でもない。
また、暴力行為で自分の欲求を満たそう、意見を通そうとするような行為(テロリズム)は絶対に許しちゃならんのです。
これを是認することは、ロシア・プーチン大統領のウクライナ侵攻・・・つまり戦争行為で現状を変えることを肯定することになります。(ロシアなりの事情があるにしても戦争行為は是認できない)
なので、二度とこのようなことが起きないよう、起こさせないようにすると言う日本国としての強い決意。
それを、その犠牲となられた元総理大臣を国葬儀と言う形でおおくりすることで、その決意を世界に示す。
これが、国葬儀最大の意味だと考えています。
※このため、もし万が一、将来的に日本が戦争に巻き込まれるような事態となった場合、戦死された自衛隊隊員の方々や、犠牲となられた民間人の方々については戦後に国葬・国民葬でおおくりすることが良いと考えます。
また、ご家族葬にご参列いただけなかった、安倍元首相に弔意を示したいと考えておられる多くの外国国賓の方々をお招きし、弔意をお示しいただく。
そのような正式な場を国の責任で設けることも、とても大きな意義だと考えます。
これは、政府葬や内閣葬などではできないこと。
何よりも、国家元首各の方が来賓された場合、非常に失礼です。
ですので、今回の国葬儀については以上のような理由により、8割賛成・・・と言うわけです。
以上、久しぶりの心境吐露でした。
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